最近、刺激を受けた本 近代史2冊

これが真実か、と思うと・・・

オドロキというほかは私にはない。

長州人という連中。。 なるほどテロリスト。

 

原題:明治維新という過ち 【改訂増補版】:

~日本を滅ぼした吉田松陰と長州テロリスト~

著者 : 原田伊織

 

いまも続く長州薩摩社会。偽りに満ちた「近代日本」誕生の歴史。

歴史は勝者が作る!! 私たちは官軍教育に騙されていたのか!?

 

 

はじめに より

「歴史を皮膚感覚で理解するとは、その場の空気を感じとることだ。歴史を学ぶとは年号を暗記することではなく、往時を生きた生身の人間の息吹を己の皮膚で感じることである。資料や伝聞は、その助けに過ぎない。そういう地道な作業の果てに、「明治維新」という無条件の正義が崩壊しない限り、この社会に真っ当な倫理と論理が価値をもつ時代が再び訪れることはないであろう。」

 

この本は国民必読本だ。著者は歴史学者ではなく、作家。

司馬遼太郎の歴史小説に国民が沸いたが、今度は原田伊織の小説に沸かせられるのか?  坂本竜馬、坂本龍馬  この違いが分かった!!! 

 

歴史認識というコトバ。 

 

外務省に勤務した異色のわが国外交研究者、孫崎 享 の「戦後史の正体」 1945~2012。

終戦、マッカーサー時代以降から、ついこの間までの歴史本。歴代総理大臣や関係大臣の性格と行動が分かる。

 

一読の価値あり。但し、誰かの書評に「鵜呑みをしなければ」と条件が付いているのは、頭に入れておいた方がいいかも。

 

とにかく、私たちは戦後の歴史を知らないまま、否、知らされないまま、生きて来たので、この本に書かれていることを信用するも、しないも、とにかく、読んで知ることが先だ。読んだ上で、考えたらいい。読まずして語る資格はない。

 

戦後、50年、60年、70年が経って、節目節目に、秘密資料が公開されて来た。

真実はこれからどんどん明らかになるだろうが、寿命の関係で情報公開をじっくり待っている時間のない私たちには、面白い本だ。脳に酸素が補給される思い。小説というより歴史教科書を読む感じの本だ。

 

色んな書評がネット上には出て来る。

http://blogos.com/article/58374/

http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20121104/1352039820

 

 

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