本棚を整理していて、高橋洋一著「さらば財務省!」を見つけ、二度読みした。 この本は実にユニーク、痛快。
1. 高橋、よくまあ、ここまで暴露したもんだ。
2. 官僚社会、私の長年勤めた会社がまったく同じ体質だ。
3. 異色の小泉内閣と竹中の時代の政策立案の過程
4. 竹中平蔵という男
5. 埋蔵金、消えた年金、郵政民営化、道路公団、財政のキャ
シュフロー・バランスシート分析
6. 日本もギリシャと同じように破綻するのか?
7. マスコミの追随、ゴマすり姿勢
8. 政治家対官僚 ―― 奸計・誹謗中傷
9. 安部総理の2007.9辞任の真相
10. 政府諮問会議の実態と愚かしい御用学者の群
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まあ書き出したらキリがないが、このようなことが赤裸々に暴露されている。
大蔵省(→財務省)の実像を通して霞ヶ関がよく判る。国家予算の仕組みがよく見える。
公務員改革に取り組んで、霞ヶ関から猛反対されて、出向元に帰れなくなって、東洋大学教授になった男の腹いせか。高橋という男の実相も見えてくる。
改革に情熱をかけて取り組む男のロマン、はたまた、小泉と竹中に使い捨てにされた男の恨み節か。しかし、改革に賭けた高橋の足跡は大きい。事実を知っている国民からの好感度は高い。高橋は結局潰されたのか? 潰されるようでは第二の高橋が霞ヶ関から出てくることはあるか…。
この本は、浅田次郎の本を読むのと同じくらい、私にはおもしろい。
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ある書評 08/03/post_b799.html
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