田無ソメ研入会 と イケダハヤト氏の話

西東京へローカライズ  ―  素晴らしいこと!

 

この頃、関心が世界のニュースから地域情報、My Town のニュースに移ってきた。

 

田無ソーシャルメディア研究会(ソメ研)に入会して色んな人の意見を聞いている

(読んでいる)所為だ。

 

以前はツイッターでは世界と国内のジャーナリスティックな記事を読むことが多かったが、最近は地域の情報ばかりに目が行く。

 

ツイッターの「followする」 が西東京や小平や多摩の発信者の記事に大分入れ替わってしまった。

 

ソメ研のメンバーからの情報、イベントはもちろん、FM西東京、西東京ビジネス交流会の情報などなど。

 

それらに貼ってあるリンクを辿ればどんどん広がる。

足元の自分の住んでいる街の情報に関心を持つのは住民として当たり前なのに、今までそれが希薄だった。

 

東京や神戸の自分の働いている場所にばかり関心が行っていた。

現役時代は自分の住んでる街のことを殆ど話題にしなかった。

同僚もみな自分の街のことを話さなかった。

いわゆる生活臭のする話題はしなかった。まるで、してはならないかのように。

先輩がそうだったから後輩はみな真似をして来た。

 

これもサラリーマンの哀れな習性というのだろう。

判りもしない癖に世界の話題、国内の話題を選んで会話する。

判りもしないから話が続かない。

だから居酒屋ではすぐに上司の悪口に話題が移って旨い肴になる。

 

会社を卒業して離れてしまうと、その人が会社人間であったらあった程、社会から切り離されたような、片隅に追いやられたような気持ちになって強烈な疎外感を感じるそうだが、幸い、私にはそんなことはなかった。

 

会社人間だったのは間違いないが、最後は早く離れて自分をとり戻して、自分に正直に素直に生きたいと感じ始めていたからだ。

 

現役時代は、およそ地元には無関心で、それも住居地のロケーションの関係から、私は西東京市に住みながらバス便の関係でJR武蔵境駅が最寄駅、長年武蔵野市を通って通勤していた。勤務地もJRの方が都合が良かった。

 

今は‘はなバス’が走っているが、田無駅へ行くには時間がかかる。そんな関係で、買い物も理髪店も外食もパンク修理も全て武蔵境駅前商店街だった。

 

田無へ向かうには自転車となるのだが、畦道を縫うように走らなければならず、行き止まりだったりして不便この上なかったことも、休日ですら田無に向かわなかった理由だ。

 

畑や石川島重工の工場(今はビッグマンションに替わった)があって、これが邪魔だった。子供は転入した保二小から柳沢中→田無高と家の傍だったから立派な西東京市民だ。

 

FM西東京をかけっぱなしにしてパソコンに向かっているが、パーソナリティが軽やかにすぐ近所の市内の町名を話すのを聴くとうれしくなる。

 

こうなった真の理由は、単に、リタイアして西東京から離れることが激減したからか。遅ればせながら、ようやく西東京市民の仲間入り。

今までは武蔵野市に住民税を払うべきと思っていたが、今は田無駅界隈を自転車で行き来して、リビンで買い物をしたりするまでに進化した。

 

市役所や公民館、市民会館、イングビル、文化交流センター等々、今まで素通りして来た所の玄関を常連の顔をしてくぐっている。

 

年金生活になって納める税金は少なくなったが、わが町に納める道理が整った。

それにしても坂道の多い狭い曲がりくねった畦道道路。

太陽が出ていなければ方向を見誤って迷子になるようなところ。

周りがきれいな畑や緑なら楽しいだろうが、それは少なくて民家ばかり。

すれ違う車、追い越して行く車が恐怖。

それでもわが町だ、活気ある町にしたい。 (了)

 

 

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20111015日イケダハヤトさんの講演を聴いた

嘉悦大学大学院特別講座で講師・イケダハヤトさんの講演、

「ソーシャルメディア時代のワークスタイル」

 

講演は「新たな豊かさを体感できるソーシャルメディア時代のワークスタイル」。

 

IT時代に入って20年、ソーシャルメディア時代と言われてから34年経つ。ネットブックやスマホで、今何が起きているかを少しでも早く知ってワークする人達が目に付くようになった。少し前は新幹線の駅などのpit-inでノートパソコンを開いてメールをやり取りする光景が見られたが、最近では走る車内で、喫茶店で、街角で、仰々しさがなく、ごく自然にツイッターでやり取りしている光景を目にする。それも若い年代の人たちが主役かと思えば、そうではない。いいオヤジさんがさりげなくやっている。

 

「ワークスタイル」が変われば、「ライフスタイル」が変わる。ノドマとシェアの話はまさにパラダイムシフトの始まりだ。今までの常識に疑問符が打たれ、その疑問が解決される都度シフトが起きる。

 

この「ノドマ」は、土地に規定されず、生活に必要なモノを持って移動する遊牧民を意味するが、ウォークマンや携帯電話の登場も「ノドマ」で表現される時代の流れだ。若い世代が遊牧民化する傾向の中で、私達はこれからのまちづくりを考えていかなければならない。

 

歩きながら最新の情報をキャッチして、たちまち仕事に反映できれば、固定化された場所での制約から解放されるし、時間の制約からも解き放たれる。まさに定住しないで遊牧民的なworking styleだ。それとresidencepropertiesの共有の話は新鮮だった。life style を変えてしまうことになる。シェア(共有)には対価の受け払いが行なわれることもあるが、むしろ、人と人との繋がりが長く続くことを重視することに価値を置いて、貸借関係だけとし金銭的な決済をしないこともあるという。人と人との繋がりはバーチャルから始まってリアルに繋がり、更にリアルからリアルへ拡大・拡散して行く。

 

 

 

個人がメディアになるソーシャルメディアの持つ力は世の中の在り様を変えてしまう。中東やアフリカ諸国の民主化運動、アメリカ・ウオール街での格差是正抗議運動、そのデバイスはソーシャルメディアだ。重厚長大から軽薄短小への大変革はハード面でのIT技術の成し遂げた文化革命だが、ソーシャルメディアはヒューマン・インタフェイスにおけるソフト面での芸術革命だ。

 

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