西東京市泉町に住む瓢箪工芸家・保谷正夫さんのお宅を、知人の同町の下地さん(元理髪師・美容師)に誘われて訪問して来ました。
フラワー通りふれまちルームの近く。このあたりは保谷さんの苗字の屋敷が多い。聞くと「ルーツは同じかも知らんが、名前は同じでも知らん保谷がたくさんある」と云ってました。
今は、大きな畑というか庭というか、これが一緒になったところに、瓢箪の苗を地植えしたばかりでした。葉っぱが大きく伸びているだけ。3月に植えたとのこと。是に瓢箪が成って8月~9月には見事な瓢箪ができるのだそうだ。
冬の間、熱帯魚の水槽で温度管理、湿気管理、水質管理をしながら苗を育てて来た。6月には小さな可愛い瓢箪がいっぱいできる。5~6cm位になったところで、選別して形状の良いものを2つ残して後は切り捨てる。するとその2つは栄養を独占して成長し、長さ80cmもの巨大な瓢箪になるのだそうだ。
収穫した瓢箪は、水に浸して中を掻き出して刳り貫いて乾燥させて、工芸品に変わる。
保谷さんは見たところ80歳前位か、先年奥さんを亡くして、今は一人暮らし(すぐ近所に長男がいる)。一人で育苗・地植えから見事な瓢箪まで丹精込めて育てて、そして、磨いて着色して見事な美術工芸品を作り上げている。
今度、瓢箪が成る8月終わりか9月初めにまた来ることを伝えて辞去したが、すごい工芸家がいるもんだと感心しきり。保谷さんはNPO全日本愛瓢会の所属し、運営委員を努める。名誉総裁は秋篠宮殿下。
瓢箪を作っている人は都内には15-6人しかいないのではないかと保谷さんは言っていました。
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